アフガン3家族出国 12日にも日本へ - 産経ニュース

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アフガン3家族出国 12日にも日本へ

イスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンで、日本政府が国外退避の支援対象としているアフガン人の3家族が隣国パキスタンに陸路で出国していたことが11日、分かった。このうち2家族の10人は12日にも日本に到着する見込みだ。複数の外交筋が明らかにした。

日本に退避するのは国際協力機構(JICA)のアフガン人職員とその家族。

このうち2家族は8月16日にアフガンの首都・カブールをバスで出発。当初はイランへの入国を試みたが入国できず、パキスタンに向かった。その後、パキスタンに滞在し、日本への入国に必要な手続きなどを進めていた。

もう1家族はこれとは別のルートで陸路からパキスタンに入国した。日本のビザが発給され次第、日本に向かう見通しだ。

タリバンが実権を掌握して以降、アフガン人職員らが日本に退避するのは初めてとみられる。関係者は「今後もこうした出国は続く」とみている。

政府は8月23日、現地に残る邦人と大使館やJICAのアフガン人職員ら約500人の救出のため、自衛隊機派遣を決定。26日にアフガン人職員らをバスでカブール空港に運ぼうとしたが、自爆テロが発生し、断念を余儀なくされた。

政府は国外退避に向け、タリバン側に働きかけを続ける一方、アフガン人職員らが陸路で自力脱出した場合に備え、パキスタンなど周辺国の大使館に保護に取り組むよう指示していた。