自民大阪府連に怨嗟の声 首相に公明との選挙協力ただすも空振り - 産経ニュース

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自民大阪府連に怨嗟の声 首相に公明との選挙協力ただすも空振り

菅義偉首相とオンラインで意見交換した自民党大阪府連の役員ら=11日午後、大阪市中央区の自民府連本部(吉国在撮影)
菅義偉首相とオンラインで意見交換した自民党大阪府連の役員ら=11日午後、大阪市中央区の自民府連本部(吉国在撮影)

自民党総裁の菅義偉(すが・よしひで)首相と党大阪府連の意見交換が11日行われ、地方議員が衆院選での公明党との選挙協力のあり方について首相に切り込んだ。長年にわたり府内4選挙区で、公明に議席を譲り続けてきた不満が背景にある。結果は空振りに終わり、本音の言葉を期待していた府連幹部らからは怨嗟(えんさ)の声が漏れた。

意見交換は次期衆院選を見据え、党本部と地方の連携を強化するため、首相と都道府県連が昨年10月から地域ごとに行っている「リモート対話」で、この日が最終日。大阪や京都、滋賀、兵庫の4府県連が参加し、冒頭の首相のあいさつまで記者団に公開された。

出席者によると、その後に大阪府連の多賀谷俊史幹事長(大阪市議)が「自公の連携をどうしたらいいか」と首相にただした。府連内には、国政で自民と連立を組む一方、大阪で大阪維新の会と連携する公明へのわだかまりが渦巻く。維新が首相と蜜月なのも話をややこしくしている。

次期衆院選で公明は289選挙区のうち、大阪の4選挙区を含む9選挙区に公認候補を擁立する一方、残りの大半の選挙区で自民候補を支援する方針だ。

公明と創価学会に人脈を持つ首相は、多賀谷氏の直訴に「選挙協力は大事にしたい。党本部としてフォローするので言ってきてほしい」と回答したという。

菅義偉首相とのオンライン会合を終え、記者団の取材に答える自民府連の多賀谷俊史幹事長(左から2人目)=11日午後、大阪市中央区の自民府連本部(吉国在撮影)
菅義偉首相とのオンライン会合を終え、記者団の取材に答える自民府連の多賀谷俊史幹事長(左から2人目)=11日午後、大阪市中央区の自民府連本部(吉国在撮影)

多賀谷氏は記者団に「率直に話せると思ったが、通り一遍だった」と嘆いた。ある地方議員は「党本部には何度も相談したが、ゼロ回答だ。これまでのやり取りは何だったのか。怒りを感じる」とぶちまけた。