やはり起きた接触事故 新潟・直江津航路に求められるクジラ対策(1/2ページ) - 産経ニュース

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やはり起きた接触事故 新潟・直江津航路に求められるクジラ対策

新潟県上越市の直江津港に到着したジェットフォイル「ぎんが」。船首中央部にある水中翼が何らかの物体と接触した=8月11日(上越海上保安署提供)
新潟県上越市の直江津港に到着したジェットフォイル「ぎんが」。船首中央部にある水中翼が何らかの物体と接触した=8月11日(上越海上保安署提供)

佐渡汽船(本社・新潟県佐渡市)の高速船ジェットフォイル(JF)が8月、同市から上越市に向けて航行中に大型海洋生物とみられる物体と接触し、高速航行ができなくなるトラブルがあった。この航路は鯨類の目撃情報が多いことで知られており、接触・衝突回避策の充実が求められそうだ。

海洋生物の肉片

トラブルが発生したのは8月11日午後4時すぎ。佐渡市の南西部、小木港から上越市の直江津港に向かっていたJF「ぎんが」は、小木港の南約24キロを航行中に大きな物体に衝突。船体を海面から浮かせての高速航行ができなくなった。

時速28キロで一般的な船と同じように航行し、約1時間半遅れの同6時半ごろ、直江津港に到着。その間、上越海上保安署の巡視艇が体調不良を訴える乗客が出た場合に備えて並走した。乗客25人にけがはなく、体調不良を訴える人もいなかった。

JFは、ウオータージェット推進機により吸い込んだ海水を船尾から勢いよく噴射し前に進む。船体の前と後ろにある水中翼を海中に入れて浮力を発生させ、海面から船体を浮かせて高速航行する。