新横綱優勝に挑む照ノ富士、一人横綱の重圧も - 産経ニュース

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新横綱優勝に挑む照ノ富士、一人横綱の重圧も

稽古で汗を流す照ノ富士(左)。新横綱として臨む秋場所で優勝を狙う=東京都江東区(日本相撲協会提供)
稽古で汗を流す照ノ富士(左)。新横綱として臨む秋場所で優勝を狙う=東京都江東区(日本相撲協会提供)

日本相撲協会は10日、大相撲秋場所(12日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。新横綱の照ノ富士は初日に小結逸ノ城、2日目に新鋭の平幕豊昇龍と対戦することになった。

新横綱照ノ富士に難敵が立ちはだかる。初日に実績十分の逸ノ城、2日目に自己最高位の前頭筆頭まで番付を上げてきた22歳の豊昇龍と対戦する。「自分のできることを精いっぱい準備して土俵の上でみせたい」との意気込みをみせるには格好の相手となる。

重圧は高まっている。第一人者の白鵬は所属する宮城野部屋で複数の力士が新型コロナウイルスに感染した影響で休場する。最高位で臨む初めての場所は一人横綱となる。千秋楽まで優勝争いを引っ張ることが求められ、序盤でつまずくわけにはいかない。

白鵬不在の中、地力は突出している。192センチ、184キロの巨体と怪力をいかした前に出る取り口は安定感抜群。相手を正面に置いておけば、組んでも、離れても死角は見当たらない。不安材料は、万全とはいえない両ひざの状態だけといっていい。

「土俵の上でも下でも存在感があって、尊敬される横綱になりたい」と高い志を持って角界の看板を背負っていく。まずは同郷のモンゴル出身力士2人に貫録を示して波に乗り、平成29年春場所の稀勢の里に続く新横綱場所での優勝へ突き進む。(奥山次郎)