【サンライト帳】河野氏の原発再稼働容認は包容力か、変節か - 産経ニュース

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サンライト帳

河野氏の原発再稼働容認は包容力か、変節か

今は再エネ地獄だ-。7日開かれた内閣府の「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」(再エネTF)で、山口雅之・全国再エネ問題連絡会共同代表の発言に思わず膝を打った。開発に伴う軋轢(あつれき)は全国で広がり、住環境の悪化などに反対の声も上がる。山口氏は「企業やファンドが悪質事業者に資金提供し、乱暴に金を稼いでいる」と断じた。

ただ、この日のTFでは違和感も覚えた。これまで舌鋒(ぜっぽう)鋭く所管官庁や諸規制の問題点を指摘し改善を迫った河野太郎行政改革担当相の姿勢がずいぶんと抑制的に感じたからだ。

ところで脱原発を標榜(ひょうぼう)していた河野氏は8日、原子力発電所の再稼働を容認する考えを示した。業界誌「エネルギーフォーラム」(2016年12月号)で、原発を運転する電力各社の業界団体、電気事業連合会を「反社会的勢力」と断じるなど極端な言動が目立つ河野氏だが、自民党総裁選出馬にあたり包容力を身につけたのか、変節したのか。真意をとくと見極めたい。(中村雅和)