【皇室ウイークリー】(709)天皇ご一家、剣璽とともにご転居 陛下、オリパラ無事終了を喜ばれ(1/2ページ) - 産経ニュース

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皇室ウイークリー

(709)天皇ご一家、剣璽とともにご転居 陛下、オリパラ無事終了を喜ばれ

秋篠宮ご夫妻のお見送りを受け、旧赤坂御所を出発される天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま=6日午後2時半(三尾郁恵撮影)
秋篠宮ご夫妻のお見送りを受け、旧赤坂御所を出発される天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま=6日午後2時半(三尾郁恵撮影)

天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは6日、代替わりに伴い、お住まいとしていた旧赤坂御所から皇居に転居された。

両陛下と愛子さまは同日午後、秋篠宮ご夫妻のお見送りを受けて旧赤坂御所をご出発。天皇陛下は皇居に到着後、皇位とともに受け継がれる剣と璽(じ)=勾玉(まがたま)=をささげ持つ侍従を従え、皇后さま、愛子さまとともに御所に入られた。剣と璽が御所に納められた後、一時的な滞在先となる宮殿に移られた。引っ越し作業が終了する15日ごろまで滞在される見通し。

宮内庁は当初、ご一家の滞在先として那須御用邸(栃木県那須町)を想定していたが、新型コロナウイルス禍を憂慮し、帰省や旅行を控える国民に寄り添う両陛下の強いお気持ちを受けて再検討。陛下が一案として示された宮殿に決まったという。宮殿には宿泊設備がないため、寝具などは事前に運び込まれた。

陛下は英国への留学時を除き、今回、旧赤坂御所を退去するまで赤坂御用地内で生活を営まれてきた。両陛下は転居に当たり、宮内庁を通じて「慣れ親しんできた赤坂御用地を本日離れることに、寂しさと深い感慨を覚えます」との感想を文書で公表された。

お住まいを皇居に移された天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま=6日午後、御所
お住まいを皇居に移された天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま=6日午後、御所

この中で両陛下は上皇ご夫妻への感謝とともに、これまでの公務や生活を支えた関係者へのねぎらいの言葉もご記述。「歴代の天皇がお務めを果たされる上での礎となってきた皇居に移ることに身の引き締まる思いが致します」とも明かされた。

秋篠宮さまは5日、国立競技場(東京都新宿区)で行われた東京パラリンピックの閉会式に陛下の名代として臨席された。秋篠宮さまは国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長とともに、貴賓席で式典を見守られた。陛下は6日、旧赤坂御所で、秋篠宮さまから閉会式ご臨席について報告を受けられた。

宮内庁の西村泰彦長官は9日の定例会見で、東京五輪・パラリンピックが滞りなく終了したことについて、両大会の名誉総裁を務められた陛下が「うれしく思っておられる」と明らかにした。また、陛下は大会組織委員会やボランティアなど、関係者の尽力に深く感謝されているという。