スリランカ遺族、映像閲覧応じず 入管庁「次の機会は難しい」 - 産経ニュース

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スリランカ遺族、映像閲覧応じず 入管庁「次の機会は難しい」

出入国在留管理庁に向かう、亡くなったウィシュマ・サンダマリさん妹のワヨミさん(手前中央)とポールニマさん(同右)=10日午前、東京都千代田区
出入国在留管理庁に向かう、亡くなったウィシュマ・サンダマリさん妹のワヨミさん(手前中央)とポールニマさん(同右)=10日午前、東京都千代田区

名古屋出入国在留管理局に収容中だったスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が3月に死亡した問題で、遺族らは10日、生前の様子を収めた監視カメラ映像を見るため、出入国在留管理庁を訪れた。遺族側は代理人弁護士の同席を求めたが、入管庁に認められず、閲覧を取り止めた。入管側は「次の機会を設けるのは難しい」としている。

入管庁は8月、死亡前2週間の映像を2時間に編集して遺族と通訳のみに開示。遺族が途中で体調不良を訴え、続きは後日に閲覧することになっていた。

入管庁によると、この日は閲覧時の体調不良などに備え、看護師や臨床心理士が別室に待機。遺族ら8人で訪れ、代理人弁護士が閲覧時の疑問点を助言するためなどとして同席を求めた。入管側は佐々木聖子長官も含め代理人の同席は認められないと説明し、遺族らは閲覧を拒否した。妹のワヨミさん(28)は「一緒に見たかったのに残念だ」と述べた。

入管庁幹部は「映像は(施設の)保安上の問題などで情報公開の対象外だが、人道上の配慮で遺族に限って閲覧を決めた」とし、「特別な対応として準備したが、閲覧に応じていただけず残念。新たな対応は難しい」とした。