中国、8月新車販売は約18%減 4カ月連続マイナス - 産経ニュース

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中国、8月新車販売は約18%減 4カ月連続マイナス

中国の8月新車販売は前年同月比約18%減少した(ロイター)
中国の8月新車販売は前年同月比約18%減少した(ロイター)

【北京=三塚聖平】中国自動車工業協会が10日発表した8月の新車販売台数は、前年同月比17・8%減の179万9千台だった。マイナスは4カ月連続。世界的な半導体不足や原材料価格高騰に加え、国内での新型コロナウイルス再流行もあり、減少幅は7月(11・9%)から広がった。

内訳では、乗用車が11・7%減の155万2千台。コロナ後の景気対策を追い風に増加基調が続いていた商用車は42・8%減と減少幅を大きく広げた。

電気自動車(EV)などの「新エネルギー車」は、2・8倍の32万1千台と大きく伸びた。中国政府が地球温暖化対策の一環で普及を後押ししていることを背景に大幅増が続く。

中国メディアによると、マレーシアでの感染拡大の影響を受け、中国の自動車産業は部品の調達難に苦しむ。7~8月には中国各地で感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)の感染が広がり移動制限が行われたため、自動車の生産や販売もダメージを受けた。

同協会は「複雑で変化が多い国内外の情勢が、多くの不確実性をもたらしている」と指摘し、先行きについて厳しい見方を示す。

日系大手4社の8月の中国新車販売も、2カ月ぶりに全社がマイナスに陥っている。半導体不足やコロナ再流行が、好調だった日系メーカーの新車販売にも影響を与えている。