1000床の臨時施設 準備進む 「災害級非常事態」を想定(1/2ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

1000床の臨時施設 準備進む 「災害級非常事態」を想定

国際展示場「インテックス大阪」=大阪市住之江区
国際展示場「インテックス大阪」=大阪市住之江区

大阪府は10日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく千床規模の臨時医療施設を国際展示場「インテックス大阪」(大阪市住之江区)に整備する事業者を決めるため、医療の専門家らで構成する選定委員会を開いた。事業者が事業内容をオンラインで説明し、13日までに決定する予定だ。

施設は「大阪コロナ大規模医療・療養センター(仮称)」で、同展示場6号館の1~3階部分(延べ約4万平方メートル)に整備する。

事業は2期に分け、1期で軽症・無症状患者向けの500床を今月中にも設置し、2期は10月中に中等症用200床を含む残り500床の運用を目指す。運営期間は来年5月末までを予定している。

吉村洋文知事は記者団に「医療従事者ら人材の問題はあるが、ものがなかったら(緊急事態宣言下のような感染急拡大時に)対応できない。まず(施設を)つくっておく」と述べた。

大阪府が新型コロナウイルス対策として計画している大規模臨時医療施設の準備が、週明けから本格化する。感染急拡大で一般医療を制限する「災害級非常事態」を想定し、医療機関や宿泊療養施設に入れない患者の受け皿とする考えだ。課題の医療従事者の確保について、専門家は行政から医療側への計画的な派遣要請が必要だと指摘する。

年末の再拡大懸念

「病院で受け入れ困難という状況を想定しなければいけない。災害級の感染爆発が起きたときに利用する認識で整備している」。吉村氏は10日、臨時医療施設の狙いについて記者団にこう説明した。

府は病床不足により自宅療養者が相次ぎ死亡した3~6月の感染「第4波」の反省を踏まえ、病床や宿泊療養施設の部屋を第4波から大幅に上積みした。第5波での感染者は減少傾向にあるが、年末から来春までの間に再拡大するのでは、との懸念は根強い。