北朝鮮に22年末まで資格停止処分 東京五輪不参加でIOC - 産経ニュース

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北朝鮮に22年末まで資格停止処分 東京五輪不参加でIOC

2016年リオデジャネイロ五輪の開会式で入場行進する北朝鮮選手団(共同)
2016年リオデジャネイロ五輪の開会式で入場行進する北朝鮮選手団(共同)

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日、北朝鮮が適切な手続きを経ずに東京五輪への不参加を決めたとして、2022年末までの資格停止処分を科すと発表した。同日の理事会後のオンライン記者会見で明らかにした。

北朝鮮は来年2月の北京冬季五輪に参加できなくなるが、組織的なドーピング問題で東京五輪への参加資格が剝奪されたロシアと同様、個人の資格による大会参加は容認されるとみられる。北京五輪は外交交渉の場としても注目されており、非核化協議や韓国との南北対話などへの影響も避けられない見通しだ。

バッハ氏は会見で、北朝鮮が「五輪憲章に明示された大会参加義務を履行しなかった」と強調した。資格停止期間中、IOCは北朝鮮の五輪委員会に対する財政支援などを取りやめる。

北朝鮮高官と接触する機会が、東京に続き北京五輪でも失われることになれば、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領には痛手となりそうだ。文氏は任期満了を来年5月に控え、北朝鮮との関係改善を急いでいる。韓国統一省の関係者はIOCの発表を受け、「南北間の平和につなげるため、国際大会などを通じ努力する立場に変わりはない」と述べた。

北朝鮮は今年3月、新型コロナウイルスの発生状況を踏まえて東京五輪への不参加を決定した。体育省のホームページを通じて一方的に公表し、IOC側が求めた電話協議などには応じなかった。(ソウル 時吉達也)

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