中国卸売物価が13年ぶり高水準 8月は9・5%上昇 - 産経ニュース

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中国卸売物価が13年ぶり高水準 8月は9・5%上昇

【北京=三塚聖平】中国国家統計局が9日発表した8月の工業品卸売物価指数(PPI)は前年同月比9・5%上昇した。上昇率は7月を0・5ポイント上回り、2008年8月以来13年ぶりの高さとなった。国際的な原材料価格高騰の影響を受け、企業のコスト負担が増している。

業種別では、石炭採掘・選鉱業が57・1%、石油・天然ガス採掘業が41・3%それぞれ上昇するなど、エネルギーや金属関連の値上がりが続いた。原材料などの生産品目が12・7%伸びる一方で、最終製品などの生活品目は0・3%の伸びにとどまる。

生産コストの上昇を受けた最終製品への価格転嫁が進んでいないとみられる。統計局が同時に発表した8月の消費者物価指数(CPI)は0・8%上昇した。伸び率は7月を0・2ポイント下回り、3カ月連続の減速だった。中国人の食卓に欠かせない豚肉が44・9%下落した一方で、ガソリンが22・7%、ディーゼル油が25・2%それぞれ上昇した。

中国政府が資源価格の上昇抑制に動いているものの、中小企業を中心に経営が圧迫されているとみられる。また、中国では7~8月に感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)の感染が広がり各地で移動制限も行われており、足元で景気悪化懸念が強まっている。