福岡県、酒提供停止など継続 感染者減も依然高水準 - 産経ニュース

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福岡県、酒提供停止など継続 感染者減も依然高水準

記者会見する福岡県の服部誠太郎知事=県庁
記者会見する福岡県の服部誠太郎知事=県庁

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が9月末まで延長されることを受け、福岡県は9日、対策本部会議を開き、酒類を提供する飲食店に対する休業要請など現在の措置を継続する方針を決めた。県内の新規感染者は減少傾向だが、依然として高い水準にある。服部誠太郎知事は会議で「現在の対策を継続し、新規感染者数の減少傾向を維持することが重要だ」と述べた。

酒類を提供しない飲食店などには午後8時までの営業時間短縮要請を継続する。床面積が1千平方メートルを超える百貨店や家電量販店など大型商業施設に対しては午後8時までの時短営業などを引き続き要請するほか、1千平方メートル以下の施設にも同様の時短営業を働き掛ける。

酒類を提供する飲食店への休業要請などを継続する方針を決めた福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議=県庁
酒類を提供する飲食店への休業要請などを継続する方針を決めた福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議=県庁

県内で9日に確認された新規感染者は429人。8月18日には過去最多の1253人に上り、1日の感染者が1千人を超える日が続いたが、8月25日以降は16日連続で前週の同じ曜日を下回っている。

ただ、県内では依然として厳しい感染状況が続いている。8日現在、直近1週間の新規感染者は人口10万人当たり81・7人、病床使用率は58・5%で、いずれも政府分科会が示す指標で最も深刻な「ステージ4」相当にとどまっている。

政府分科会は新たな宣言解除の目安として、より医療提供体制の逼迫(ひっぱく)度を重視する考え方を示した。中等症・重症者ともに継続して減少傾向であることなどを指標としているが、8日現在、県内の中等症者は320人、重症者は33人で、いずれも直近2週間と比べて横ばいで推移している。

服部氏は会議後の記者会見で「現在の傾向が続けば9月末に宣言の解除は可能だ」と述べ、対策への一層の協力を呼び掛けた。

また、政府分科会が宣言解除の新たな指標を示したことを受けて服部氏は、県が独自に発動している「福岡コロナ特別警報」についても解除基準の見直しを速やかに検討する考えを示した。(小沢慶太)