硫酸事件 容疑者鑑定留置へ、3カ月間、責任能力判断 - 産経ニュース

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硫酸事件 容疑者鑑定留置へ、3カ月間、責任能力判断

羽田空港に到着した花森弘卓容疑者=8月28日午後8時(宮崎瑞穂撮影)
羽田空港に到着した花森弘卓容疑者=8月28日午後8時(宮崎瑞穂撮影)

東京メトロ南北線白金高輪駅(東京都港区)で8月24日、男性会社員(22)らが硫酸をかけられるなどして負傷した事件で、東京地検が、警視庁に傷害容疑で逮捕された静岡市葵区、大学生、花森弘卓(ひろたか)容疑者(25)の鑑定留置を東京地裁に請求し、本格的な精神鑑定をする方針を固めた。9日、捜査関係者への取材で分かった。期間は10日から12月10日までの3カ月だとみられ、刑事責任能力の有無を調べる。

花森容疑者は8月24日午後9時過ぎ、白金高輪駅の上りエスカレーターで左側に立っていた男性に、至近距離から硫酸をかけた。男性は両目の角膜を損傷するなどの重傷。男性の後ろにいた女性会社員(34)も液体に触れて足に軽いやけどを負った。

犯行後、花森容疑者は逃走。いったん静岡市の自宅に戻った後、沖縄県宜野湾市の友人宅に潜伏していたが、4日後の28日、同県内で身柄を確保された。友人は花森容疑者の事件への関与を知らなかったという。

花森容疑者は被害男性と琉球大(沖縄県)で同じサークルに所属。警視庁の調べに、「(男性が)生意気で態度が悪かった」などと供述しているという。

事件の約1カ月前には東京・六本木周辺で勤務を終えた男性に接触して付きまとい、大学時代の不満を伝え続けていた。その際、男性の通勤経路を把握したとみられ、事件当日は、男性の勤務先付近の赤坂で待ち伏せし、自宅最寄りの白金高輪駅まで後をつけて犯行に及んでいた。