【菅首相記者会見詳報】(2)「最後の日まで全身全霊を傾け職務に全力」(1/2ページ) - 産経ニュース

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菅首相記者会見詳報

(2)「最後の日まで全身全霊を傾け職務に全力」

【政治 総理会見】緊急事態宣言等の延長が決定し会見する菅義偉首相=9日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)
【政治 総理会見】緊急事態宣言等の延長が決定し会見する菅義偉首相=9日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)

=(1)から続く

「はじめ今、首相として私がやるべきことは、今首相として私がやるべきことはこの危機を乗り越え、安心とにぎわいのある日常を取り戻す。その道筋をつけることであります。まずは、医療体制をしっかりと確保し、治療薬とワクチンで重症化を防いでまいります。病床、ホテルに加え、全国で酸素ステーション、臨時の医療施設など、いわゆる野戦病院を増設していきます。

自宅で療養する方々には身近な開業医が健康観察や入院の判断を行い、必要な医療が受けられる体制を作ります。中和抗体薬は既に2万人以上に使用され、目覚ましい効果を上げております。東京都では、投与から2週間が経過した420例のうち、95%に効果が見られたと報告をされております。重症者をさらに減らすために、全ての必要な患者に投与できる体制を作っているところです。

10月から11月の早い時期には、希望者全員のワクチン接種が完了する予定です。それに向けて(緊急事態)宣言等の地域であっても、ワクチンの接種証明や検査の陰性証明を活用し、制限を緩和していきます。認証制度も使って飲食、イベント、旅行などの社会経済活動の正常化の道筋をつけてまいります。そしてその間も、影響を受けておられる方々の事業と雇用、暮らしを守るための支援に万全を期してまいります。

これまでの一連の対応を通じ、感染症対策に関するさまざまな問題が浮き彫りになりました。病床や医療関係者の確保に時間がかかる。治療薬やワクチンの治験や承認が遅く、海外よりも遅れてしまう。緊急時でも厚労省をはじめ省庁間の縦割りや、国と自治体の壁があって、柔軟な対応が難しい。こうした課題を整理してまいります。

国民にとって当たり前のことを実現をしたい。この1年、そうした思いで長年の課題に挑戦をしてきました。2050年のカーボンニュートラル、デジタル庁の設置により、新たな成長の原動力は力強いスタートを切りました。またお約束をした携帯料金の引き下げは、すぐに実行され家計の負担が4300億円軽減されております。最低賃金は全国1000円を目指して取り組み、過去最高の上げ幅を実現し、930円となりました。少子化対策も、待ったなしの課題であります。