脅威抑止に経済連携は不可欠 ポーランドのズビグニェフ・ラウ外相寄稿 - 産経ニュース

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脅威抑止に経済連携は不可欠 ポーランドのズビグニェフ・ラウ外相寄稿

ズビグ二ェフ・ラウ外相
ズビグ二ェフ・ラウ外相

現在のグローバル化が進んだ世界では、大西洋と太平洋の安全保障と発展は密接にかかわり合っており、一方の安定無くしてもう一方の安定は得られません。欧州の平和が脅かされれば、東アジアにもその影響は及びます。そのため、ポーランドと日本は、必要な経済力とインフラが備わってこそ、脅威に対する効果的な抑止・防衛力となる包括的な取り組みが可能になるという信念を共有しています。両国を含むパートナー諸国に挑発行為の照準を定めている国々があるのです。

日本が提唱し、政治経済的に重要な役割を担う「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想と3SIには相乗効果が期待できます。これは自由世界にとって朗報です。私たちは「自由で開かれたインド太平洋」を、地域の安定を図るとともに当該地域諸国の経済的な連携を推進する構想として評価しています。

EUは、打撃を受けた欧州経済の回復のための復興基金のうち約1800億ユーロ(2150億米ドル)を、3SIを構成する中・東欧12カ国に分配します。これは前例のない額です。西ヨーロッパの第二次世界大戦からの復興のために設立された「マーシャル・プラン」の総額は、現在の価値でいうと1350億米ドルにあたります。

2つの地域における脅威への耐性を共同で構築していくことは、世界平和にとって極めて重要であり、3SIが日本と3SI諸国との協力に新たな展望を開くことを確信しています。

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