BRICS首脳会議 アフガン協議 中国「一帯一路」で支援強調 - 産経ニュース

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BRICS首脳会議 アフガン協議 中国「一帯一路」で支援強調

中国の習近平国家主席=北京(新華社=共同)
中国の習近平国家主席=北京(新華社=共同)

【北京=三塚聖平】中国やロシア、インドなど新興5カ国(BRICS)は9日、オンライン首脳会議を開催した。中国からは習近平国家主席が参加し、イスラム原理主義勢力タリバンが暫定政権を発足させたアフガニスタン情勢などについて議論する。

中国は、巨大経済圏構想「一帯一路」など経済的な恩恵をちらつかせつつ、タリバンの事実上の後見役として影響力を強めている。BRICSなどを通じてアフガン情勢に関する国際的な動きをリードし、米欧に対抗する考えとみられる。

中国外務省によると、中国やパキスタン、イラン、タジキスタンなどアフガンの隣国6カ国は8日、初の外相会合をオンライン形式で開いた。王毅(おう・き)国務委員兼外相は、アフガンに新型コロナウイルスワクチン300万回分や、食糧、医療品など2億元(約34億円)相当の緊急人道支援を提供すると表明した。

中国は、日米や欧州など22カ国の外相らが8日に開いたアフガン情勢に関するオンライン会合に参加しなかった。中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は9日の記者会見で、米国に対して「中国との協力を望みながら、(米軍の)アフガン撤収は中国への対処に集中するためだと言っている」と非難した。

今月2日には中国の呉江浩(ご・こうこう)外務次官補が、カタール・ドーハに駐在するタリバン幹部のハナフィー師と電話会談を実施。ハナフィー師は、一帯一路について「引き続き積極的に支持、参加したい」と期待を示した。