【菅首相記者会見詳報】(6)「保健所のあり方も問題あった」(1/2ページ) - 産経ニュース

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菅首相記者会見詳報

(6)「保健所のあり方も問題あった」

【政治 総理会見】緊急事態宣言等の延長が決定し会見する菅義偉首相=9日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)
【政治 総理会見】緊急事態宣言等の延長が決定し会見する菅義偉首相=9日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)

=(5)から続く

--与野党から日本版CDC(米疾病対策センター)のような司令塔を立ち上げるべきだという意見があがっている。どういう感染症対策の行政組織が望ましいか

首相「まず、感染症対策というのは、厚労省の中でもさまざまな局があります。ワクチン治療薬の開発・承認するところとか、薬価・診療報酬だとか、あるいは医療機関への要請、医療物資の確保、これぐらいの局がありますから、そうした局、そしてまた縦割りを乗り越えるために、各省庁間を横断する対策本部、これも国としてはつくってきました。

例えば、分かりやすいのが、このワクチン接種ですけれども、これもやはり厚労省ではなくて、総務省にも、厚労省だけじゃなくて総務省に入ってもらって、さらに、必要なものについては、経産省とか国交省とか、全部入って対応していきました。

ですから厚労省だけでなくて、これだけ大きなことというのは国を挙げて行わなきゃならないと。そういう意味で、まずしっかり体制を整える。それと同時に国と地方の関係もそうです。国と自治体とのこれ、壁もありますから。

さらに、保健所のあり方というのも、やはりさまざまな問題があったというふうに思ってます。保健所に対して厚労省から直接はなかなか指揮することはできないわけですから。東京都からもなかなかできない。東京23区で言えば、23区で、その保健所というのは管轄になってますので、そうした行政組織全体もですね、こうした新型コロナのような状況については、日本でさまざまなことを対応することができるような、そうした組織というのがやはり必要かなというふうに思ってます」

尾身氏「私は日本の行政というものは、もう行政官、本当に休みもなくですね、深夜まで働いて、そういう意味では本当に心より敬意を表したいと思います。そういう中で、これからより良くするために、私自身が専門家として感じたことはですね、例えば、ワクチン接種というものについては首相がリーダーシップでかなり進みましたよね。

ところが、これまでにいろんな問題が、例えば、疫学情報の自治体間、あるいは自治体と国との共有というのは、これはもう感染対策のそれこそ一丁目一番地だし、あるいは保健所の機能の強化あるいは検査のキャパシティーの強化など、さまざまな問題があったわけですけども、その問題については私は政府は十分認識していたと思いますけども、一つのこれからの改善すべき点としては、問題は認識していたんだけど、それを解決するための責任の所在というものが少し、私は曖昧であったんだというふうに思います。