大阪府と大阪市は8日、2025年大阪・関西万博で輸送手段として活用が期待される「空飛ぶクルマ」について、機体開発を進めるベンチャー企業、スカイドライブ(東京)と連携協定を締結すると発表した。万博開幕前の実用化に向けた実証実験などに府市も協力する。締結式は今月14日。
連携協定に基づき、空飛ぶクルマの社会実装やビジネス化を目指す実証実験のほか、安全な乗り物として社会に受け入れられるための環境整備などを進める。
府はすでに、機体に人を乗せて運ぶエアタクシーなど、空飛ぶクルマの事業化を探る5社(同社を含む)の実証実験に対し、補助金を出すことを決定している。
吉村洋文知事は記者会見で、「規制緩和も必要になるが、空飛ぶクルマはさまざまな可能性を秘めている。空を利用した移動革命を万博を機に実現したい」と述べた。