環境時計の危機感やや改善 米のパリ協定復帰影響か - 産経ニュース

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環境時計の危機感やや改善 米のパリ協定復帰影響か

地球環境の悪化に対する専門家の危機感を時刻で表す「環境危機時計」の今年の時刻は9時42分だったと、旭硝子財団が8日発表した。昨年から5分針が戻り、危機感はやや和らぎ改善した。地球温暖化の国際枠組み「パリ協定」を離脱した米国がバイデン政権発足後、復帰したことが影響したとみられる。ただ依然として高い水準が続く。

環境危機時計は、毎年環境の専門家らへのアンケート結果を基に発表。深刻さを0時1分からの12時間で表現し、9時を過ぎると「極めて不安」な状態を示す。今年は130カ国以上の約1900人の回答を分析した。

回答の際に重視した分野は「気候変動」が約30%で最も多く、「生物多様性」が続いた。

地域別で最も改善したのは北米で、昨年より30分戻り10時3分となった。日本も昨年から10分戻って9時36分だった。一方で、西欧は8分進んで10時7分、オセアニアは昨年と同じ10時20分で、危機感は高かった。