大迫決勝ゴール、エースの働き「最低限の結果」 W杯アジア最終予選 - 産経ニュース

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大迫決勝ゴール、エースの働き「最低限の結果」 W杯アジア最終予選

中国を下し初勝利を挙げ、タッチを交わす大迫勇也(手前左から2人目)ら日本代表イレブン=7日、ドーハ(ロイター=共同)
中国を下し初勝利を挙げ、タッチを交わす大迫勇也(手前左から2人目)ら日本代表イレブン=7日、ドーハ(ロイター=共同)

エースの一発が日本の停滞ムードを切り裂いた。大迫勇也(神戸)が2022年サッカーW杯カタール大会アジア最終予選初勝利を呼び込む決勝点を放った。格下の中国相手とはいえ、まずは1勝を挙げ、「最低限の結果は出せたかな」と安堵(あんど)の表情だった。

1トップで出場した初戦のオマーン戦は徹底マークに苦しんだ。得点に絡むどころか、シュートは後半の1本のみにとどまった。中国戦前には2次予選でともにゴールを量産した南野が負傷離脱し、「戦術うんぬんよりも負けないこと。それをピッチの上で表現しないといけない」。重責を背負って挑んだ試合は序盤から積極的に走り回り、しっかり結果を残してみせた。

今夏、覚悟を胸に8季ぶりに日本に戻ってきた。昨シーズンまで7年半を過ごしたドイツでは、MFとしての起用が増えていた。「FWとして、もう一回ゴールを取り続けたい」という思いから、神戸への移籍を決意。自身3度目のW杯も見据え、点取り屋としての嗅覚を鈍らせたくないという思いがにじむ。

31歳となり、代表での立ち位置は大きく変わった。オマーン戦後は選手間の意見交換を増やし、戦う意識をチームに植え付けた。追加点を奪えなかったことは課題だが、大迫は「この勝ち点3で、次のサウジアラビアにもプレッシャーをかけられる。来月の試合に向けて勢いに乗りたい」と前を向く。正念場が続く中、大黒柱の活躍が日本の命運を握っている。(川峯千尋)