【サンライト帳】ママ記者の手紙 名もなき家事 - 産経ニュース

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サンライト帳

ママ記者の手紙 名もなき家事

息子が引き出しからものを引っ張り出すようになり、とにかく部屋が散らかっている。そのままだと探し物が見つからず、息子が口に入れる小さなものも見えなくなるので、せっせと片づける。

息子が楽しんだ後のものを含め、毎日の片付けは意外に負担だと気づいた。おもちゃを箱に入れる。服をタンスにしまう。食器を棚に戻す。ネット通販の段ボールを束ねる…。一つ一つはちょっとでもトータルするとかなりの時間。結局、毎日1時間近くかかる。料理、洗濯、掃除の三大家事と比べても遜色(そんしょく)ない仕事量だ。

「仕事と子育て」に追われ、小さな家事が気になるようになった。ごみ袋を取り換えたり、買った商品をしまったり。「名もなき家事」といわれると知ったが、些細(ささい)なものでも生活をまわすのに必要な作業は多い。女性の社会進出には男性の家庭進出が必要という意見には賛同だが、全て平等とはいかないのが現実。小さなことが気になるのは時間と心に余裕がないからか。じっと手をみる。(一居真由子)