【知ってる?!】光触媒除菌(2) 金属溶射技術の応用で効果向上 - 産経ニュース

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知ってる?!

光触媒除菌(2) 金属溶射技術の応用で効果向上

新型コロナウイルスの感染拡大で衛生対策への関心が高まるなか、二酸化チタンなどの光触媒を活用した空気消臭除菌装置が注目されている。

この仕組みを使った空気消臭除菌装置を販売しているフジコー(北九州市)によると、一般的な空気清浄機は空気中にオゾンや次亜塩素酸などを放出して、菌やウイルスを無力化するが、「濃度を上げすぎると人体や室内のペットへの影響も懸念される」(担当者)と指摘する。

一方、光触媒を利用した装置は、光に反応してフィルターの表面上で発生した活性酸素が、そこに付着した菌やカビの分子構造を破壊、「水や二酸化炭素にして放出する」と説明する。

さらに、溶接・溶射など金属の表面処理で約70年の歴史を持つ同社は、その金属溶射技術などを応用。フィルターに二酸化チタンなどの光触媒を接着溶剤を使わず、膜のように付着させることに成功。光触媒が接着溶剤に埋もれなくなったうえ、より均一に並べることが可能になったことで、光に当たる面積が拡大、除菌などの効果が高まったという。

また、光触媒に他の物質を混ぜることで、紫外線だけでなく蛍光灯やLEDなどの可視光でも反応する仕組みを実現。銀も含ませることで「太陽光が届かない場所や夜間でも一定の除菌効果が見込めるようになった」と説明。床タイルなどの建材への応用も進めている。

(取材協力 フジコー)