10代の感染者死亡 専門医「ワクチン接種を」 - 産経ニュース

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10代の感染者死亡 専門医「ワクチン接種を」

大阪府庁=大阪市中央区(南雲都撮影)
大阪府庁=大阪市中央区(南雲都撮影)

大阪府は8日、新型コロナウイルスに感染した10代の男性が7日に死亡したと発表した。成人に近い10代後半で、基礎疾患を含む複数の重症化リスクの要因があり、ワクチンは未接種だった。10代の感染者が亡くなるのは府内で初めて。厚生労働省によると、1日までにコロナ感染が原因で死亡した10代以下の患者は報告されていないといい、全国でも初めてとみられる。

吉村洋文知事は記者会見で「一般論として10代の死亡率が高いというわけではない」と説明。学校など教育現場での感染対策を変更する考えはないとした。

吉村氏によると、男性は発症後の1日夜、大阪市内の病院に救急搬送され、検査の結果、陽性と判明した。搬送直後から重症病床で治療を受けたが、7日に亡くなった。

府が8日に発表した死者は9人。10代男性を除く8人は90代が3人と80代が2人のほか、70代と60代、50代がそれぞれ1人だった。

重症者を治療している、りんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)の倭(やまと)正也・感染症センター長は「重症化リスクがあり、ワクチンを接種していなければ若くても亡くなる可能性はある」と指摘。「若い人も感染が疑われる症状が出た場合は、ただの風邪と思わず、早期に医療機関を受診してほしい。家族と相談し、ワクチン接種も検討してもらいたい」と呼びかけた。