菅義偉(すが・よしひで)首相の不出馬表明で混戦模様となっている自民党総裁選(17日告示、29日投開票)が終われば、与野党は4年ぶりの衆院選に臨むことになる。近年の衆院選の前には風物詩のように新党が生まれてきた。ただ、変遷しつつも活動を続けているのは日本維新の会などごく一部で、多くは短命に終わっている。次期衆院選で台風の目となる新党は登場するのだろうか。
「いつ選挙があってもよい状態でやってきた。政権交代の準備の時間的余裕をいただいた1年だったなと思っている」
立憲民主党の枝野幸男代表は8月31日の記者会見で、結党1年を前にこう語った。