園内に絵本美術館開設 記念映画製作も 来月開園80年の大牟田市動物園

テーマは動物福祉

大牟田市動物園のコンセプトは「動物福祉を伝える動物園」。動物たちが環境と調和しながら、心身ともに健康に過ごしていけるよう、二つの取り組みをしている。その一つが「環境エンリッチメント」で、エサの与え方や遊具の設置などを工夫して、飼育環境を豊かにしている。

もう一つは「ハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)」。治療や投薬を行いやすい体勢を動物に覚えさせるトレーニングで、ライオンやトラなどに麻酔なしで採血、体重測定などもできるようになったという。

 動物園で取り組む「ハズバンダリートレーニング」の案内看板
動物園で取り組む「ハズバンダリートレーニング」の案内看板

動物園が今回、「動物福祉のことをもっと知ってほしい」と取り組んでいるのが、ドキュメンタリー映画の製作だ。6月20日からクラウドファンディングで、330万円を目標に資金を募集したところ、全国の295人から557万3500円が寄せられた。監督はドキュメンタリー映画監督の小川光一さんが務め、今後1年がかりで製作し、市内の小中学校にDVDを贈ることにしている。