五輪選手村の寝具を再利用 児童施設、鉄道会社などに寄贈

報道陣に公開された東京五輪・パラリンピック選手村の段ボール製ベッド
報道陣に公開された東京五輪・パラリンピック選手村の段ボール製ベッド

寝具メーカーのエアウィーヴは8日、東京五輪・パラリンピックの選手村に提供した寝具一式を、全国の青少年教育施設を運営する国立青少年教育振興機構を中心に公共性の高い事業体に寄贈すると発表した。同社は大会公式スポンサーとして五輪で1万8千床、パラでは8千床のベッドの寝具を供給した。

寄贈先には病院や児童自立支援施設、乗務員用仮眠室として利用するJR東海や東急電鉄など鉄道会社も含まれる。

マットレスと枕は各施設で再利用され、シーツや枕カバーなどリネン類は東京リハビリ協会を通じて全国の社会福祉施設で障害者の作業資材となる。環境に配慮してベッドに使用した段ボールは、古紙回収によりリサイクルするという。

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