「日本を背負う」 UPU事務局長に就任する目時氏が抱負 - 産経ニュース

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「日本を背負う」 UPU事務局長に就任する目時氏が抱負

万国郵便連合の国際事務局長に選出された日本郵便の目時政彦常務執行役員
万国郵便連合の国際事務局長に選出された日本郵便の目時政彦常務執行役員

来年1月1日に万国郵便連合(UPU、本部スイス)の国際事務局長に就任する日本郵便の目時政彦常務執行役員が8日、報道各社のインタビューに応じ、「中立公正に(業務を)やってくれて日本人でよかったと思われるように、日本を背負ってやっていきたい」と、日本人の国連組織トップとしての今後の抱負を語った。

具体的な業務の方向性として目時氏は、新型コロナウイルス対策の意味でも「郵便業務のデジタル化を各国で進めるべきだ」と指摘。デジタル化で先行する先進国が途上国にノウハウを提供するため、UPU内にシンクタンク機能を設置する構想を述べた。

ただ、先進国の中にはノウハウの提供に消極的な国もあるため「途上国と先進国の調和を取るのがUPUの役目だ」と述べ、各国間の意見の調整を進める考えを示した。

目時氏は8月25日にコートジボワールで開かれたUPUの国際事務局長選挙でスイス、ベルギーを含む3カ国の候補者の中から選出された。日本人の国連組織のトップは、国連関連機関である国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長(当時)が2019年に死去し不在となっている。

目時氏は昭和58年に郵政省(現総務省)入省。郵便や通信分野の国際交渉に携わったほか、郵政民営化を担当した。UPUでは2012年から郵便業務理事会の議長を務めている。