日大、関連会社幹部が外部に資金流出か 背任容疑で理事長宅など捜索 東京地検 - 産経ニュース

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日大、関連会社幹部が外部に資金流出か 背任容疑で理事長宅など捜索 東京地検

日本大学事業部から運び出された段ボール箱と、東京地検特捜部の係官=8日午後7時34分、東京都世田谷区
日本大学事業部から運び出された段ボール箱と、東京地検特捜部の係官=8日午後7時34分、東京都世田谷区

日本大学の付属病院の建設工事をめぐり、同大の関連会社の幹部が巨額の資金を外部に流出させた疑いがあることが8日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は同日、背任容疑の関係先として、東京都千代田区の日大本部や、杉並区にある田中英寿(ひでとし)理事長(74)の自宅などを家宅捜索。特捜部は押収資料を分析し、事業をめぐる不透明な資金の流れの解明を目指すとみられる。

ほかに捜索を受けたのは、日大の関連会社「日本大学事業部」(世田谷区)など。関係者によると、病院の建設工事に関する業者との契約をめぐって同社の幹部が資金を流出させ、日大側に損害を与えた背任の疑いがあるという。

日大の事業計画によると、令和3年度予算は2657億円で、全国最大規模とみられる。医学部や歯学部付属の病院を4つ運営し、学生数は7万人超で全国最多。

日大事業部は平成22年に日大の100%出資で設立された株式会社。同社は、物品の共同調達や関連施設の管理・運営、不動産関連事業など幅広く手がけ、関係者によると、25年12月期に約7億8千万円だった売り上げは、29年12月期には約69億6千万円に膨らんだ。

田中氏は昭和44年に日大経済学部を卒業後、日大に勤務。平成20年に理事長に就任した。学外では、日本オリンピック委員会(JOC)副会長、国際相撲連盟会長などの要職を務めてきた。