自民総裁選、衆院選の「顔」品定め 埼玉 - 産経ニュース

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自民総裁選、衆院選の「顔」品定め 埼玉

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は、同党の衆院選立候補予定者にとっては「選挙の顔」を決める場でもある。菅義偉首相(党総裁)が新型コロナウイルス対策を批判され国民の支持離れを招いた経緯から、立候補予定者らは、有権者に対する「発信力」を物差しに、総裁選出馬が取り沙汰される顔ぶれを品定めしている。

「菅政権の反省点は発信力が低かったことだから、発信力がある人になってほしい。党役員らの世代交代も進めるべきだ」

埼玉県内の衆院選挙区に出馬を予定している無派閥の現職の一人はこう語る。

ただ、具体的にどの人物が望ましいかについては「正式に表明して政策を聞くまでは何とも言えない。様子見ということだね」。同じ無派閥の議員らと情報交換を重ねながら、情勢を見極めている最中という。

野党が厚い支持基盤を擁する選挙区で戦う議員や支援者にとって、衆院選の「顔」が誰になるかへの関心はひときわ高い。

衆院埼玉5区で立憲民主党の枝野幸男代表(57)に挑む自民党の牧原秀樹衆院議員(50)の地元関係者は、総裁選出馬に意欲を示す河野太郎ワクチン担当相に期待していると明かす。

「河野氏には発信力がある。若手からの人気もある。総裁選をやるというだけで、メディアに取り上げられることの効果は計り知れない。そこで河野氏が勝つとさらに追い風になる」

自民党の柴山昌彦幹事長代理(党埼玉県連会長)に近い関係者も、個人的見解と断った上で「河野氏が総裁になれば選挙では有利になる。ツイッターのフォロワー数から分かるように国民的人気がある」と話す。

別の自民党県連関係者は「派閥として一致結束して動くこともなさそうだし、今までの総裁選とは違う。無派閥の菅氏が首相になって以降、派閥政治が変わってきている」と感慨を口にした。(深津響、中村智隆、兼松康)