アフガン退避に貢献のカタール、米長官2人がそろって訪問 - 産経ニュース

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アフガン退避に貢献のカタール、米長官2人がそろって訪問

6日、カタール・ドーハで、タミム首長(右から3人目)と会談する米国のブリンケン国務長官(左から3人目)、オースティン国防長官(同2人目)=(カタール政府提供・ゲッティ=共同)
6日、カタール・ドーハで、タミム首長(右から3人目)と会談する米国のブリンケン国務長官(左から3人目)、オースティン国防長官(同2人目)=(カタール政府提供・ゲッティ=共同)

米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官は6日、中東カタールの首都ドーハを訪れてタミム首長と会談した。アフガニスタンでイスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握する懸念が強まって以来、米民間人やアフガン人の国外退避に協力したカタールに謝意を表明したもよう。

ロイター通信によると、米側は現地に残されているアフガン人の協力者らの退避についても、引き続きカタールに支援を要請したとみられる。米国務省は6日、新たに米国人4人をアフガンから退避させたと明らかにした。双方はアフガンをめぐる今後の関係強化や治安情勢についても協議した。

カタールはタリバンの政治部門を2013年に受け入れ、アフガン和平交渉の場となるなどタリバンとの関係を維持し、今回の大規模な退避に大きく貢献した。日米英などが在アフガン大使館の機能をカタールに移転するなど、国際的な評価が高まっている。

タリバンには空港施設を運用する力がないため、カタールは技術面から国内便の運航再開を支援した。ただ、人権侵害などが懸念されるタリバンと過度に関係を深めれば国際的な反発が起きる可能性もある。

タリバンは8月15日、アフガンで権力を掌握。米国は総勢12万人以上の米国人やアフガン人協力者らを国外退避させた。

ブリンケン氏はカタールに続いてドイツを訪れ、退避を支援した約20カ国とのオンライン形式の閣僚会合に参加する。オースティン氏は引き続きサウジアラビアやクウェートなどを訪問する予定。(カイロ 佐藤貴生)