オリックス、ラッキーボーイが殊勲打連発で首位奪還 - 産経ニュース

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オリックス、ラッキーボーイが殊勲打連発で首位奪還

【オリックスーロッテ】九回、サヨナラ打を放ち、両手を上げて喜ぶオリックスの大下(中央)=9月7日、ほっともっとフィールド神戸(斉藤友也撮影)
【オリックスーロッテ】九回、サヨナラ打を放ち、両手を上げて喜ぶオリックスの大下(中央)=9月7日、ほっともっとフィールド神戸(斉藤友也撮影)

ロッテとのパ・リーグ首位攻防3連戦の初戦。オリックスが7日に1軍に上がったばかりの大下の活躍で首位を奪還した。八回に1点差に詰め寄る代打本塁打を放ち、九回にはサヨナラ打。「最高にうれしいです」。お立ち台では笑顔がはじけた。

首位攻防3連戦の初戦を取るべく、宮城を中9日で先発させたが、制球が定まらず、二回までに3点を取られた。攻撃はもう一本が出ず、残塁の山。重苦しいムードに支配された。

そんな空気を吹き飛ばしたのが、新型コロナウイルスのワクチン接種で副反応があり、「特例2021」で出場選手登録を抹消されたジョーンズの代替指名選手となった大下。2点を追う八回無死に代打で登場し、左翼席に今季1号ソロ。「自分が流れを変えると思ってスイングした」。その後、伏見の二塁打を足掛かりに同点に追いつく流れを引き寄せた。そのまま一塁守備に入り、九回は1死満塁で打席に。「打った瞬間サヨナラと思った」。中越えに快打を飛ばした。

広島との2軍の試合中に神戸行きを命じられ、試合開始直前に到着。中嶋監督は「元気と一緒に勢いまで持ってきてくれた」。ベンチでチームを盛り上げる明るさが持ち味の23歳の働きを褒めた。

打線は主砲の吉田正、T-岡田を欠く苦しい状況。首位を守っていくには、大下のような勢いのある「ラッキーボーイ」が必要だ。(鮫島敬三)