甲府地方気象台は7日、富士山が初冠雪したと発表した。平年より25日早く、昨年より21日早い。気象台職員が出勤後、山頂付近にうっすらと積雪しているのを目視で確認した。山梨県内では6日に河口湖付近で降水が観測されており、富士山では雪になったとみられる。
一方、気象台の初冠雪発表とは別に、例年「初雪化粧」宣言をしている山梨県富士吉田市の担当者は、7日朝時点では山頂部が曇っていることから「確認できない」と話した。気象台が麓から約40キロ離れ、雲や霧で冠雪を確認できない場合があるため、同市は2006年から独自の宣言を出している。