河野氏、週内にも総裁選出馬を正式表明 麻生派重鎮らは慎重 - 産経ニュース

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河野氏、週内にも総裁選出馬を正式表明 麻生派重鎮らは慎重

河野太郎ワクチン担当相=6日午後、東京・霞が関(納冨康撮影)
河野太郎ワクチン担当相=6日午後、東京・霞が関(納冨康撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬意欲を示している河野太郎ワクチン担当相は6日、週内に出馬を正式表明する方向で調整に入った。また、所属する麻生派(志公会、53人)領袖の麻生太郎副総理兼財務相や甘利明税調会長らと相次ぎ面会。河野氏の出馬に慎重な派閥重鎮に理解を求めたとみられる。

ただ、甘利氏は同日の講演で「菅義偉(すが・よしひで)首相がダメだとたたかれた一番の原因が新型コロナウイルスワクチンの迷走といわれる」と述べ、ワクチン政策の責任者である河野氏への期待が高い現状へ違和感をにじませた。河野氏が麻生派のまとまった支援を受ける可能性は低く、他派の議員との連携を強化するとみられる。

河野氏は6日、総裁選に出馬した場合、ワクチンの担務に影響が生じないかを記者団に問われ、「影響を出さないようにしっかりやっていきたい」と語った。

石破茂元幹事長は6日のBS-TBS番組で、政治信条と合致する候補がいれば、出馬を見送る可能性もあるとの考えを示した。「目的は噓やごまかしのない誠実な説明責任を果たす政府を作ることだ。やってくれる人がいれば協力する」と語った。石破派(水月会、17人)内には河野氏が出馬した場合、石破氏に立候補を見送り、支援に回るよう求める動きもある。知名度の高い2氏が共闘すれば一定の流れができるとの見方もある。

一方、石破氏は出馬に必要な推薦人の確保に目途がついたと指摘し、意思決定時期に関し「そう遠くないかもしれない」と語った。

出馬表明している岸田文雄前政調会長は6日、厚生労働省改革として複数大臣制を導入する考えをツイッターで示した。その後削除したが、改めて「『健康危機管理庁』を設置し、危機に対応できる行政組織をつくる」と投稿した。

安倍晋三前首相らが支援する高市早苗前総務相は、電話やメールで支持を訴えた。菅首相を支持する党内無派閥議員のグループ「ガネーシャの会」は自主投票を決めた。

党内第3派閥の竹下派(平成研究会、52人)は役員会で総裁選の対応を協議した。会長代行の茂木敏充外相は、自身の出馬について「いろいろな意見をよく聞いて対応していく」と記者団に説明した。