現役の醸造家が主人公の映画 山梨で撮影進む 日本ワインへの思い熱く(1/2ページ) - 産経ニュース

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現役の醸造家が主人公の映画 山梨で撮影進む 日本ワインへの思い熱く

映画「シグナチャー」主演の平山浩行さん(左)と妻役の竹島由夏さん=山梨県甲州市(平尾孝撮影)
映画「シグナチャー」主演の平山浩行さん(左)と妻役の竹島由夏さん=山梨県甲州市(平尾孝撮影)

現役の醸造家を主人公にして、世界的な評価が上がっている日本ワイン造りへの熱い思いを描く映画の撮影が、山梨県内で進行中だ。「現代日本ワインの父」と評される麻井宇介(うすけ)さん(本名・浅井昭吾、平成14年死去)の遺志を継ぎ、「日本をワインの銘醸地」へするべく懸命に取り組む醸造家の物語。来年公開の予定だ。

柿崎ゆうじ監督作品

柿崎ゆうじ監督がメガホンをとる映画「シグナチャー」は、ワイン大手メルシャンのシャトー・メルシャン勝沼ワイナリー(山梨県甲州市)の現在のゼネラル・マネージャーであり、山梨県ワイン酒造組合会長でもある安蔵(あんぞう)光弘さん(53)を主人公のモデルとする。

シグナチャーとは、醸造責任者が特別なワインにサインやシリアルナンバーを手書きすることで、高い評価を受けるワインを作ったことの証だ。

柿崎監督は平成30年公開の前作「ウスケボーイズ」で、麻井宇介さんから影響を受けた若い醸造家が日本ワインづくりに取り組む群像劇を描いた。その年のマドリード国際映画祭で最優秀作品賞などを受賞した。

シグナチャーでは、ウスケボーイズにも登場した安蔵さんに焦点を当てる。安蔵さんと交流を深めていった柿崎監督が「安蔵さんと麻井さんのつながりを中心にしていきたい」として、原作があったウスケボーイズとは異なり、自らがオリジナルのシナリオを手掛けた。

撮影の9割が山梨県内

映画では、安蔵さんがメルシャンに入社して3、4年目のころからの半生が描かれる。メルシャンの大先輩である麻井さんと出会い、ワイン造りの哲学を学び、ワインづくりに懸命に取り組んでいたことや、丸藤葡萄(ぶどう)酒工業の醸造家である妻との絆も描かれるという。