先進的な市場目指す 大阪金融都市構想の骨子判明 - 産経ニュース

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先進的な市場目指す 大阪金融都市構想の骨子判明

大阪の金融の中心地・北浜にある大阪取引所=大阪市中央区
大阪の金融の中心地・北浜にある大阪取引所=大阪市中央区

大阪に海外の資金や金融機関などを呼び込む国際金融都市構想の実現に向け、大阪府市や経済団体などでつくる官民組織が取りまとめる戦略骨子の概要が6日、分かった。先進的な金融商品や市場の形成などによる金融の「フロントランナー都市」と、金融で発展する「グローバル都市」を目指すことを戦略の2本柱とした。

骨子は現時点での戦略の方向性をまとめたもので、9日に開催する「国際金融都市OSAKA推進委員会」で議決する予定。具体的な施策を盛り込んだ戦略は今年度内に策定する。

アジアを代表するデリバティブ(金融派生商品)市場を目指す。国連の「持続的な開発目標(SDGs)」に貢献する事業の資金を調達する債券の導入や、金融とITを組み合わせたフィンテックを駆使することなども挙げた。

2025年大阪・関西万博の開催に合わせ、国内外から資金を呼び込む手段も検討する。金融分野における高度人材の育成や、学校や医療機関など外国人の住環境整備にも注力するとした。

また、ベンチャー企業の育成による地域活性化に向け、資金調達方法の多様化も重点的な取り組みとする方針だ。

国際金融都市構想では大阪のほか、東京や福岡も名乗りを上げている。大阪は今年度内に戦略を策定し、来年度から具体化を進める。日本取引所グループ傘下の大阪取引所が立地することを生かし、デリバティブ取引やフィンテックの活用などで他都市にない特色を出せるかが課題となっている。