【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(838)「コロナ怖い病」に負けた菅総理 - 産経ニュース

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花田紀凱の週刊誌ウォッチング

(838)「コロナ怖い病」に負けた菅総理

自民党総裁選への不出馬を表明する菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)
自民党総裁選への不出馬を表明する菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉(よしひで)総理総裁選不出馬!

ちょうど、この連載の原稿を書き終わったところで衝撃のニュースが報じられた。全部書き直し。トホホ。

新型コロナ対策をはじめ、デジタル庁創設、携帯料金値下げ、原発処理水の海洋放出決定、不妊治療の保険適用、改正国民投票法成立、最低賃金引き上げ、重要土地利用規制法、オリンピック・パラリンピック開催……。

菅総理はやるべきことはやってきたと評価しているぼくとしては誠に残念だ。

ワクチン接種回数を比較すると、日本は約1億3200万回で世界第5位。コロナ致死率はG20中最も低い。冷静にデータを見さえすれば菅政権のコロナ対策は評価されてしかるべきなのだ。

新聞、ワイドショーがあおりにあおった「コロナ怖い病」に負けたというべきだろう。

日々、政局が動いているから週刊誌は(月刊誌も!)つくりにくい。

『週刊文春』(9月9日号)は〈深層レポート〉「日本中枢の崩壊 菅『錯乱』と河野パワハラ音声」

『週刊新潮』(9月9日号)は「サプライズは『河野太郎』 『菅総理』が『二階切り』の生き残り〝秘〟策」

『サンデー毎日』(9・12)は「石破茂が『崩落自民』に喝!」

『文春』では二階派の山本拓衆院議員が厳しく菅総理批判(ちなみに山本氏は高市早苗氏の前夫)。

〈「二階派はもう半分が『反菅』です。地方の党員含めて総スカン。総裁選の日程は決まっている中、人事に踏み切るなど結党以来なかったし、常識では考えられないことです。菅政権の断末魔と言うほかありません」〉

『サンデー毎日』は石破氏を〈菅不出馬なら次期首相候補〉と持ち上げている。石破氏、インタビューに答えて、

〈「菅氏不出馬の可能性は?」

「わからない」

「その時はあなたは出馬?」

「さあ」〉

石破氏だけは絶対に総理にしてはいけない政治家と思っているのだが。

菅総理、本当にお疲れさまでした。

(月刊『Hanada』編集長)