浦和、槙野が値千金ロスタイム弾 川崎の野望を阻止 - 産経ニュース

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浦和、槙野が値千金ロスタイム弾 川崎の野望を阻止

川崎―浦和 試合終了間際、同点ゴールを決め、ロドリゲス監督の元に駆け寄る浦和・槙野(中央)=等々力
川崎―浦和 試合終了間際、同点ゴールを決め、ロドリゲス監督の元に駆け寄る浦和・槙野(中央)=等々力

サッカーのJリーグ・YBCルヴァン・カップ準々決勝第2戦は5日、浦和が川崎と3-3で引き分け、4強入りを決めた。

浦和が全タイトル獲得を目指した川崎の野望を打ち砕いた。準々決勝の2試合は2引き分けながら、アウェーゴール数で上回って準決勝進出。終盤に劣勢を覆したゲームに、ロドリゲス監督は「逆転されてからも選手たちが立ち上がった」と興奮を隠せなかった。

後半38分に失点を許して1-3。4強へコマを進めるには少なくとも同点が求められる状況でもあきらめなかった。4分後にユンカーがゴールを決めて息を吹き返すと、ロスタイムに途中出場の槙野が同点弾。J1で首位を走る川崎を土俵際でうっちゃった。

近年のJ1では、川崎がわが世の春を謳歌(おうか)するのと対照的にどん底をさまよった。2019年は最終盤まで残留争いに巻き込まれ、昨季も存在感を示せないまま10位に沈んだ。今季も3月の直接対決で0-5とたたきのめされ、名門の誇りはずたずたにされていた。

勝利こそ奪えなかった。それでも槙野は「来年、再来年に向けてステップアップしている」と胸を張り、指揮官も「次のステージに進めるのは自信になる」とうなずいた。川崎という大きな壁を乗り越えたことで、浦和の再建作業は加速していきそうだ。

(奥山次郎)