アフガン女性、権利訴え抗議デモ タリバン、催涙弾で排除 - 産経ニュース

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アフガン女性、権利訴え抗議デモ タリバン、催涙弾で排除

アフガニスタン・ヘラートでデモを行う女性たち=2日(ゲッティ=共同)
アフガニスタン・ヘラートでデモを行う女性たち=2日(ゲッティ=共同)

【シンガポール=森浩】アフガニスタンでイスラム原理主義勢力タリバンが新政権樹立に向けた準備を進める中、女性たちが教育や就労の権利などを求めて抗議デモを行っている。旧タリバン政権(1996~2001年)は女性の権利を厳しく制限し、圧政復活への警戒感は強い。タリバン戦闘員による強制排除で負傷者も出ているが、抗議は広がりを見せている。

首都カブールでは4日、女性ら数十人が集まり、大統領府に向かって行進した。デモは2日連続。参加した女性は「旧タリバン政権の崩壊後、私は勉強し、より良い未来のために努力した。(就労などの)権利が失われるのは耐えられない」と話した。

地元メディアによると、タリバン戦闘員は催涙弾を発射して、デモ隊を排除したという。戦闘員に殴られて負傷者も出たもようだ。同様の抗議デモは西部ヘラートでも行われた。

タリバン幹部は女性の権利について「イスラム法の範囲内で認められる」と融和的な姿勢を示しているが、地方都市では既に女性単独での外出が禁じられたり、戦闘員と強制的に結婚させられたりする例が相次いでいる。新政権でも女性は枢要なポストから排除される見通しだ。

タリバンは新政権樹立に向けて国内の諸勢力と協議を進めているが、新体制発表は当初の予定より遅れている。閣僚の人選をめぐってタリバン内部の穏健派と強硬派の間で対立があるもようだ。