夏冬両五輪出場の平野歩夢、北京へ「スイッチ入った」

笑顔で撮影に応じる平野歩夢=5日(ⓒCB,Ltd-Photo by Jason Halayko)
笑顔で撮影に応じる平野歩夢=5日(ⓒCB,Ltd-Photo by Jason Halayko)

スノーボード男子ハーフパイプで冬季五輪2大会連続銀メダルの22歳、平野歩夢(TOKIOインカラミ)が5日、所属先のスノーボード部発足に伴うオンライン会見に出席。来年2月に迫る北京冬季五輪に向け「気持ちも体も技術もスイッチが入り始めた」と現在の心境を明かした。

〝二刀流〟で挑んだ東京五輪スケートボード男子パークでは決勝進出を逃したが、日本史上5人目となる夏冬両五輪出場を果たし、直後は「ほっとした」。ただ、「2、3日したら次、何に向かっていくべきか考えていた」と、冬の大一番へ気持ちが切り替わったという。

東京五輪が1年延期された影響で、北京五輪までは約5カ月と残された時間は限られる。2018年平昌五輪で銀メダルに輝くなど実績は十分でも、「僕がスケートボードに挑戦している間に周りのレベルは一気に上がった」といい、「(北京五輪は)平昌五輪を上回った試合になりそう」と気を引き締め直す。

3大会連続メダルの期待が高まる中、「自分にしか見せられないものや自分ならではの表現をして、納得できたときに結果がプラスでついてくるのが理想」。新境地で本番を見据える。

(小川寛太)

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