バイデン氏、ハリケーン被災地訪問、災害対応に細心の注意、死者全米で60人 - 産経ニュース

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バイデン氏、ハリケーン被災地訪問、災害対応に細心の注意、死者全米で60人

大型ハリケーン「アイダ」の被災地を視察したバイデン米大統領=3日、南部ルイジアナ州(ロイター)
大型ハリケーン「アイダ」の被災地を視察したバイデン米大統領=3日、南部ルイジアナ州(ロイター)

【ワシントン=大内清】バイデン米大統領は3日、大型ハリケーン「アイダ」によって8月末に大きな被害が出た南部ルイジアナ州を視察した。バイデン氏は、同州が2005年のハリケーン「カトリーナ」でも甚大な被害を受けていることを念頭に、「カトリーナの時よりも早く復興を進める」と述べ、被災地支援に全力を挙げる姿勢を示した。

米軍のアフガニスタン撤収に伴う混乱への対応などが残るなか、バイデン氏が比較的早い時期に被災地入りしたのは、「カトリーナ」への稚拙な対応で批判を受け求心力が低下したブッシュ(子)政権(当時)の轍(てつ)は踏みたくないとの思いがあるためだ。

今年6月に発生した南部フロリダ州のマンション崩落事故の際にも現場を訪れるなど、災害への対応を誤らないよう細心の注意を払っていることがうかがわれる。

バイデン氏は3日、被災地で長期化が懸念されている停電への対応を急ぐことや、被災者への保険金の支払いを速やかに行うよう保険会社を強く促すなどと強調。政権の目玉政策で、議会審議中の1兆ドル(約110円)規模のインフラ投資法案を早期に成立させ、「将来の災害に備えるべきだ」と訴えた。

ハリケーン「アイダ」は8月29日にルイジアナに上陸。勢力を弱めて熱帯低気圧になった後も東部ニューヨーク州など各地に水害をもたらし、間接的な被害を含めると全体で60人以上が死亡した。