西武・栗山2000安打 無安打記憶断ち切ったボールを励みに - 産経ニュース

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西武・栗山2000安打 無安打記憶断ち切ったボールを励みに

【プロ野球楽天対西武】9回 左安打を放ち、通算2000安打を達成した西武・栗山巧=楽天生命パーク宮城(撮影・福島範和)
【プロ野球楽天対西武】9回 左安打を放ち、通算2000安打を達成した西武・栗山巧=楽天生命パーク宮城(撮影・福島範和)

西武の栗山巧外野手(38)が4日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天17回戦の九回に牧田和久投手から左前打を放ち、プロ野球史上54人目で西武の生え抜きでは初めて通算2千安打を達成した。

誰よりもバットを振ってきた自負がある。2千安打に到達した西武の栗山は「継続が大事」と力を込める。

春季キャンプでは全体練習後、室内練習場で打撃マシンを相手に夜遅くまで振り込むのがおなじみの風景だ。シーズン中でも試合後、居残り練習で汗を流したこともあった。20年目を迎えた今キャンプでも「軽い練習で上がりたいという日も出てくるが、継続する大変さを肌で感じながらやっていきたい」と連日、平均500スイングを振り込んでシーズンを迎えた。

ストイックな性格がゆえに安打が出ないと、とことん悩む。特に、2009年は開幕から26打席連続無安打を記録。オープン戦は打率4割をマークし、絶好調で迎えたシーズンだっただけに、本人も原因が分からなかった。毎日、自宅から球場へ向かう道を変更し、靴下をはく順番を変えるなど「もう、やることがない」というほど「神頼み」もした。試合後、当時の監督の渡辺ゼネラルマネジャー(GM)に打撃投手を務めてもらい、浮上のきっかけをつかんだ。

27打席目でようやく生まれた安打のボールは、今も自宅に飾っている。「いまだにあの時の気持ちは忘れられない。教訓にもなっているし、励みにもなっている」。一打席一打席、全力で挑んできたからこその〝勲章〟だった。(神田さやか)