【原坂一郎の子育て相談】部活動で浮きがちの娘 - 産経ニュース

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原坂一郎の子育て相談

部活動で浮きがちの娘

父子家庭です。高校2年の娘は水泳が得意で、中学でも活躍し、私学からスカウトもされましたが、水泳の強い公立校へ昨春入学しました。しかし、新型コロナウイルス禍で1年泳げず、今年やっと水泳部に入部しました。入ってみると、公立中の出身者はおらず、エリートばかりでレベルが段違い。個々のプライドが高く、ひとり浮きがちになり、それで陰口をたたかれ、みんなを信じられなくなって、自分からも距離を置くようになったようです。水泳は好きだけど、このメンバーとあと1年一緒はきつい、とも言っています。私自身、体育会系だったので、彼女のつらさも甘えもわかりますが、どう助言してやればいいでしょう。

2人の子供を1人で育てている友人がいるので、父子家庭の大変さは理解しているつもりです。娘さんの様子を自分のことのようにわかっているのは、毎日娘さんと真剣に向き合っておられる証拠です。だから本当は難しい年頃のはずなのに、何でもお父さんに話してくれるのです。

私の意見は「本当にやめたいのなら、その水泳部はやめてもいい」です。私も経験がありますが、全然楽しくないクラブでは目的も見失って、毎日悶々(もんもん)とするだけです。そんな中では技術も伸びず、そのスポーツを嫌いになってしまうこともありえます。

娘さんは地域のクラブでうまくなったようですので、そういうところの方が、文字通り水が合う気がします。学校のクラブ以外で、大好きな水泳を楽しく続けられる場所を探してほしいと思います。再来年進学するなら、大学でもぐんと伸びる気がします。

頑張り屋の娘さんは、クラブ内では浮いていたかもしれませんが、クラスの中では人気者になれるはずです。残る1年半の高校生活は大いに楽しんでほしいものです。

以上が私からのアドバイスですが、もしも参考になれば、ご自身の意見も加えながら娘さんに助言してください。大好きなお父さんからのアドバイスならきっと耳を傾けてくれますよ。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士

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