東京パラのため現役復帰「銀」 鈴木「今の力出せた」 バド女子シングル - 産経ニュース

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東京パラのため現役復帰「銀」 鈴木「今の力出せた」 バド女子シングル

【東京パラリンピック2020】<バドミントン女子シングルス 上肢障害SU5決勝>第2セット 決勝に臨む鈴木亜弥子=国立代々木競技場(桐原正道撮影)
【東京パラリンピック2020】<バドミントン女子シングルス 上肢障害SU5決勝>第2セット 決勝に臨む鈴木亜弥子=国立代々木競技場(桐原正道撮影)

東京パラリンピック第12日の4日、バドミントン女子シングルス(上肢障害SU5)の鈴木亜弥子は銀メダルとなった。

試合が終わると、鈴木は悔しさを押し殺し、四方に頭を下げた。バドミントン女子シングルス(上肢障害SU5)初代女王の座にあと一歩届かず、「もっとできるかなという部分はあるが、今の力は出せた」と言葉を絞り出した。

第1シードとして臨んだ鈴木は第1セット、第2シードの楊秋霞と互角の戦いを演じた。だが、相手の揺さぶりに徐々に体力を削られたか、第2セットは足が出ない場面も。ダブルスも戦う34歳にとって、決勝はこの日の3試合目。1試合消化が少ない23歳の若さに押し切られ、「相手は強くなっていた」と素直に完敗を認めた。

出生時に障害を負い、右腕は肩の高さまでしか上がらない。健常者に交じってのプレーからパラバドミントンに転向したのは大学時代。2009年に世界選手権、10年にアジア選手権と頂点に立ち、一度は引退した。自国開催のパラリンピックでの初採用が決まり、再び闘志に火がついた。5年ぶりにラケットを握り、短期間で世界の舞台に帰ってきた。

「この年で(パラを)目指すと思っていなかった。障害や年齢に関係なくチャレンジしていけば、可能性はあると伝えられたならよかった」。4試合目のダブルス(下肢障害、上肢障害)も銅メダルを獲得した第一人者は、表彰台でやわらかな笑顔を浮かべた。(森本利優)

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