【イマドキTV+】パラリンピックでリモート応援を初体験 - 産経ニュース

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パラリンピックでリモート応援を初体験

パブリックビューイングは盛り上がる。人々が集う場所に生まれるエネルギーは独特。では、テレビを見ている人をネットでつなげば、同じような雰囲気は生まれるのか。NHKが参加者を募集していた東京パラリンピックの「キッズオンラインパブリックビューイング」に申し込んだら、運良く当選。中1と小3の子供と一緒に、ブラインドサッカーの日本対フランス戦(8月29日)でリモート応援を初体験した。

放送1時間前、指定されたアプリでビデオ会議にログイン。参加者は約40組。スタッフから説明や諸注意がある。画面はオンで音声はオフ、試合前後とハーフタイムにテレビに映るので「キャラクターグッズや特定のブランド名が映らないように」…などなど。

30分前からイベント開始。タレントの高橋みなみさんが、司会者や解説者と一緒に進行する。分割画面に並ぶ子供たちは、応援タオルを振ったりしてノリノリ。わが家も昔の代表ユニホームを引っ張り出してきて、日の丸うちわを手作り。にぎやかしに協力する。

それにしても、ブラインドサッカーって、すごすぎる。ドリブル、パスワーク、守備…すべてに驚嘆。ガイド(コーラー)がゴールの枠をたたいて空間認識を助けるとか、それでPK決めちゃうとか、超人か。

目が見えない選手はボールが転がる音や掛け合う声を頼りにプレーするので、試合会場は沈黙が原則らしい。でもテレビの前なら思いっきり叫んでも大丈夫。じつはパブリックビューイング向けの競技かも。

参加者が質問を書き込むと、すかさず誰かが答えてくれるとか、即席のオンラインコミュニティーでも、すぐに連帯感は芽生える。わが家の子供たちは、ビデオ会議そっちのけで試合の中継に夢中になっていたが、「1分後にテレビとつながるので音声オンで盛り上がって」と指示がくると、すかさず笑顔でイエーイ! しっかりしてるな、空気を読める動画世代。

放送画面では豆粒のようだったが、映るかも、と伝えていた祖父母や友人はちゃんとみつけてくれて「見たよ」「楽しかったね」とメッセージが。自宅で気軽に参加できるし、コロナ禍に関係なく、機会があればまた申し込んでみたい。(ライター 篠原知存)