強い光の刺激を受けてまぶしく感じる視覚体験を「グレア」と呼ぶ。運転中に対向車のハイビームなどによって発生すると、歩行者や周囲の様子が視認しづらくなり、交通事故の原因ともなる。静岡大と自動車大手スズキの研究チームが、このグレアの際に脳がどのように活動しているのかを解明したと発表した。Iot(モノのインターネット)の発展などで、社会に情報機器が増えたためディスプレーや表示灯などの光が身の回りには満ちている。感じ方に個人差があるまぶしさを客観的に評価することで、安全な運転環境の開発につながると期待される。
脳波を計測
研究チームによると、脳の神経活動からまぶしさを調べる研究はこれまでに例がないという。