【深層リポート】茨城発 境町に世界基準の競技場続々 スポーツの町へ高まる期待(1/2ページ) - 産経ニュース

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深層リポート

茨城発 境町に世界基準の競技場続々 スポーツの町へ高まる期待

国際大会基準のホッケー場。東京五輪日本代表候補選手も強化合宿で利用した=1月、茨城県境町蛇池(谷島英里子撮影)
国際大会基準のホッケー場。東京五輪日本代表候補選手も強化合宿で利用した=1月、茨城県境町蛇池(谷島英里子撮影)

茨城県の西部に位置する境町に国際大会の基準を満たす競技場が続々と誕生している。整備した同町は、国際大会の招致や設備を利用したい競技者を呼び込み、交流人口の拡大を見込む。大きな感動と興奮に包まれた東京五輪による関心の高まりをきっかけに、スポーツの町へ飛躍するかもしれない。

五輪代表選手も利用

「境町や茨城の子供が世界で活躍できるよう育成したい」。橋本正裕町長(45)の思いは強かった。同町は東京五輪開催にあたりアルゼンチンのホストタウンとなった。同国オリンピック委員会からの要望などを受け、令和元年度から国際大会基準の競技場「柔道場」「ホッケー場」「テニスコート」を整備。さらに、国際大会を誘致できるような競技場で「子供たちが2024年パリ五輪に向け、境町で練習できるように」と、2年度には東京五輪で新たに採用された自転車競技のBMXフリースタイル・パークやスケートボードができる「アーバンスポーツパーク」も完成させた。

柔道場は同町の武道館を改修。テニスコートはハードコート4面のうち2面は屋内に設置し、天候に左右されずプレーできるようにした。ホッケー場は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)境古河インターチェンジ(IC)を降りてすぐの場所に新設。東京五輪の会場となった大井ホッケー競技場と同じ基準の人工芝競技場だ。新設されたホッケー場は、同競技の女子日本代表選考を兼ねた強化合宿が行われたり、女子アルゼンチン代表チームの事前合宿で利用されたりするなど注目を集めた。

移住や教室開催の声も

「移住して毎日ここで練習したい」「早くBMXの教室を開いてほしい」。利用者からの熱い支持の言葉が飛び交うのがアーバンスポーツパークだ。BMX競技の常設パークは国内に数カ所あるが、世界大会開催の基準を満たしているのは境町の同パークが初めてだ。コース中央にある、360度どの方向からも飛べるジャンプ台があるのは同パークのみ。ジャンプ台の数が多い上、BMX以外にスケートボードなどの競技でも国際大会基準をクリアしている。