「蜜月」維新は冷静 次期衆院選に警戒も - 産経ニュース

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「蜜月」維新は冷静 次期衆院選に警戒も

日本維新の会の松井一郎代表=9月3日、大阪市役所
日本維新の会の松井一郎代表=9月3日、大阪市役所

菅義偉(すが・よしひで)首相が3日、自民党総裁選への不出馬を表明した。菅首相の官房長官時代から政権と長らく「蜜月」だった大阪維新の会だが、冷静な受け止めが目立った。ただ、政権刷新が有権者に与える影響も予想され、次期衆院選に向けた警戒感が一気に高まっている。

「改革を進める維新の政治を支援してもらった。新しいことにチャレンジする上でも、日本の未来のことを考えていただいた」

維新の吉村洋文代表(大阪府知事)は記者団の取材に、菅首相を「圧倒的に改革派」と評価し、これまでの政権運営をねぎらった。

維新が描く大阪の「成長戦略」の目玉といえる、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致や2025年大阪・関西万博の実現は、菅氏との良好な関係を背景に推進してきた。

菅首相と太いパイプを持つ日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は「首相のポジションからいなくなるだけで、政治家・菅義偉さんがいなくなるわけではない」と強調。「(大阪の)成長に向けたパーツはそろっている。どなたが首相になろうと、大阪は(東京に並ぶ)二極に間違いなく進んでいく」と述べた。

一方で次期衆院選を見据え、「新内閣ができたときは、ご祝儀相場で支持率が上がる。われわれとしては厳しい戦いになる」との見方を示した。

維新公認の立候補予定者は「新たな総裁次第で、争点的に戦いやすくも戦いにくくもなる」と警戒。ある維新府議は「(有権者の支持が)一部野党に流れることはないだろうし、もともと自民が大崩れする相場でもない。維新は粛々とやるだけだ」と語った。