新人中野が走者一掃の殊勲打 阪神が逆転勝利 - 産経ニュース

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新人中野が走者一掃の殊勲打 阪神が逆転勝利

【阪神ー巨人】七回、満塁で走者一掃の適時3塁打を放つ阪神の中野=9月3日、甲子園(松永渉平撮影)
【阪神ー巨人】七回、満塁で走者一掃の適時3塁打を放つ阪神の中野=9月3日、甲子園(松永渉平撮影)

集中力が研ぎ澄まされていた。3日に甲子園で行われた阪神-巨人。七回、阪神の大山の2点二塁打で同点に追いつき、ボルテージが一気に上がった2死満塁で、フルカウントから大江の高く浮いた変化球に中野が食らいついた。右翼ポール際に高々と舞い上がった打球はフェンスに直撃する走者一掃の三塁打。普段はクールな25歳は、満面の笑みで喜びをあらわにした。

見逃せばボールという球だったが「四球狙いでは打席で弱気になる。多少のボールが来ても振りに行こうという気持ちで打った。思い切って踏み込んでいけた」。

ペナントレースの趨勢(すうせい)を左右する首位攻防戦。当たりがやんでいたサンズが先発を外れ、1番を中野が初めて担うなど、打順を大きく組み替えて臨んだが、攻撃陣は五回まで巨人先発の戸郷に無安打に抑えられていた。中野もこの日まで巨人戦13試合で41打数8安打、打率2割を下回っていた。

だが、「個人としても巨人戦で結果が出ていないというのがあった」という新人が好機で発奮。ポイントゲッターの役割を果たし「今日の安打をきっかけにこれからもっと状態を上げてチームに貢献していきたい」と息巻いた。

ベンチ入りの野手は木浪以外の16人が出場する総力戦で制し「すごく大きい。明日以降も一丸で戦っていきたい」と矢野監督。巨人と僅差の激しい競り合いが続くこの3連戦はチームにとってまさに正念場だ。(上阪正人)