東北からも驚きの声 首相の不出馬表明 - 産経ニュース

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東北からも驚きの声 首相の不出馬表明

自民党総裁選への不出馬を表明する菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)
自民党総裁選への不出馬を表明する菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)

「本当にびっくりした」「大変残念」。菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)が3日、総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬を表明したことを受け、東北各地の自民党関係者や首長からは驚きの声があがった。一方で、野党関係者からは「政権運営に行き詰まり投げ出した」といった批判も聞かれた。

宮城

自民党宮城県連の菊地恵一幹事長は、菅首相の総裁選不出馬について「驚きの半面、『こうなってしまったか』というのが感想だ」とした上で「次期総裁には新型コロナウイルス感染拡大の解決とともに、収束した後の経済をどう再建するかに期待したい」と述べた。

宮城県の村井嘉浩知事は「(新型コロナの)混乱の中でワクチンを接種できる仕組みを作って対応したほか、経済を下支えしたことは評価できる。ただ、患者を結果として抑え込むことができなかったという意味では成功できなかった」と指摘した。

青森

自民党青森県連の阿部広悦筆頭副会長は「コロナ対策が国民に後手後手に映ってしまった。さらに、お膝元の横浜市長選であれだけ(当選者に)離されると厳しい」と分析。次期衆院選への影響も予想されるが、「粛々と準備を進めていく」と語った。

岩手

自民党岩手県連の岩崎友一幹事長は「驚いている」とした上で「次なる衆院選に全力を尽くしていく」とコメント。共産党岩手県委員会の菅原則勝委員長は「政権運営に行き詰まり投げ出した」と批判した。

秋田

菅首相の出身地、秋田県の佐竹敬久知事は3日の定例会見で「コロナ禍の対応は誰がやっても厳しいだろうが、無派閥の菅氏は周囲のフォローが十分ではなかったのではないか」と述べ、秋田市の穂積志市長は「県出身の初の首相であり、総裁選不出馬は大変残念」とコメントした。

山形

自民党山形県連の森谷仙一郎幹事長は「世界中が経験したことのないコロナ禍との闘いで、可能な限りの対応を行ってきたと考えていた」とした上で「今後の新型コロナ対策などを総裁選で論戦を交わすことに期待していたので(不出馬は)残念だが、強いリーダーシップを発揮する総裁の誕生を願う」と述べた。

福島

自民党福島県連の渡辺義信幹事長は「本当にびっくりした。ただ、選挙(総裁選)の日程は既に決まっている。そこで選ばれた新たな総裁のもと、新型コロナ対策などさまざまな課題に、きちんと取り組みたい」と話した。

一方、立憲民主党福島県連の亀岡義尚幹事長は「驚いているが、無責任極まりない。国民はうんざりしているのではないか。(次期衆院選では)有権者の自民党に対する審判が厳しい結果になって出ると信じている」とした。