自民党の下村博文政調会長は、菅義偉首相(党総裁)が来月の総裁選への不出馬を表明し、退陣が決まったことについて「驚いた。ただ、ぎりぎりの判断をした。トップとしての厳しさ、孤独の中での決断には敬意を申し上げたい」と述べた。
下村氏は総裁選への出馬意欲を表明し、首相に出馬する場合は政調会長を辞任するよう迫られ出馬を断念した経緯がある。総裁選への対応については「状況が変わったので、改めて同志、仲間と相談していきたい」と述べるにとどめた。一方、新型コロナウイルス対応や追加経済対策などを挙げ「政調会長としての職務を最後まで全うするように、国民目線で考えていきたい」と語った。